仕事のスピード vs 質:新人教育で見えてきた大切なポイント

社会のリアルと私の視点

新人教育で考えた、仕事の「スピード」と「質」のバランス

こんばんは!今日は職場で、新しいメンバーに業務を伝える中で、仕事における「スピード」と「質」について改めて考えたことをお話しします。新人さんへの教育は、思っていた以上に時間がかかるもので、皆さんも同じような経験があるかもしれませんね。今回は、新人教育を通じて見えてきた「仕事のスピードと質」についてのポイントをお伝えします。


業務伝達の流れと現状:かかる時間について

私の部署では、新しい人に業務を伝えるために、5週間かけて週1回のペースで指導を行っています。具体的な流れは次のとおりです。

  1. 私が説明を行う(各1時間)
  2. 新人さんがその内容をもとに資料をまとめる
  3. 次回の会で、まとめた資料の報告を受ける

今、4回目の説明が終わった段階で、新人さんが資料をまとめるために要した時間は約30時間。この時間を見て、「長くかかりすぎ」と感じるかもしれませんが、ただの時間の問題ではないと気づきました。


資料作成にかかる時間とその意図

ここで「まとめるのに30時間もかけている」と驚かれた方もいるかもしれません。しかし、これは単に資料作成のスピードの問題ではなく、新人教育で伝えるべき要素も含まれています。

  • 時間をかけることで得られる学び
    資料作成は、情報の整理力や理解を深める訓練の場でもあります。ここで焦らずじっくり取り組むことで、本人が内容を消化し、応用力をつける基盤が築かれるのです。
  • 業務のスピードと質の使い分けを学ぶために
    今回の資料は、あくまで学習用であり、完璧な資料が必要なわけではありません。むしろ、スピード重視の場面と質を求める場面の違いを知ることが重要です。この作業を通して、優先順位のつけ方も学んでほしいと思っています。

仕事でスピードが求められる場面と質が重視される場面

私自身が資料をまとめる際は、長くてもせいぜい2時間ほどで済ませます。ただし、この業務の目的が誰かに報告する資料ではなく、「スピード優先」の場面であるからです。新人さんにも、このスピード感を身につけてほしいと考えています。

スピード重視の場面

  • 会議や報告書など、頻度が高く、他者に素早く情報を伝える必要がある場合。
  • 作業量が多い場面で、細部にこだわらず、全体の流れを優先する業務。

質が求められる場面

  • 公式文書やプレゼン資料など、詳細な内容や正確さが問われる場合。
  • 外部向けや社内で重要な決定に関わる場面で、信頼性が大切になる場合。

まとめ:新人教育におけるスピードと質のバランスの意識

仕事には、常にスピードが重視される場面と質が求められる場面があります。この区別をつけられるようになるためには、日々の業務を通じて「何が求められているか」を判断する力が重要です。

新人教育の場では、この判断力を育むために、わざと時間をかけることも大切だと考えています。皆さんも職場での教育の際には、時間のかかり方に注意しながら、それぞれの役割に応じた適切なスピードと質のバランスを伝えることを意識してみてはいかがでしょうか。

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